表現の自由を守り、オープンソースのプライバシー技術で安全なグローバルコミュニケーションを可能にしましょう。
Signal の主力製品である Signal Messengerでは、ユーザーのプライバシーを守るという意味を、ユーザーの個人情報を「責任を持って」管理することではなく、Signal を含む第三者の手に渡らないようにすることだと考えています。
オープンソースコミュニティのメンバーとして、私たちは自社技術を公開して知識を共有しています、そして他の企業が製品やサービスにそれらを取り入れるように働きかけています。
Signal Foundation は非営利団体(501c3)です。私たちはこの認定に誇りを持ち、非営利団体でも営利を目的としたビジネスと同じように発展・成長が可能であることを証明するために活動しています。
Signal Foundationは、2012 年に誕生した Signal メッセンジャーをサポートするために 2018 年に設立されました。当団体を通じて、私たちは Signal の成長と継続的な活動をサポートし、プライベートコミュニケーションの未来を調査することができました。
Signal は広告主や投資家を持たない非営利団体であり、Signal を利用し、評価してくださる方々によって支えられています。
私たちがSignal Messengerの母体となるSignal Foundationを創設したのは、いつの日か同じ使命を目指す他のプライバシー保護プロジェクトを推進することを目指しているからです。
Signal Messengerを無料アプリとして世界中の何百万人もの人々にお届けするために、皆さまからのサポートをお願いしています。サポートしていただけますか?
Amba Kak は、弁護士であり、テクノロジー政策の専門家です。政府規制当局、業界、市民社会団体、慈善団体に対して、国境を超えた専門知識を持ってアドバイスをおこなってきました。ニューヨークに拠点を置く有数の政策研究機関である AI Now Institute の専務取締役であり、ノースイースタン大学サイバーセキュリティおよびプライバシー研究所の上級研究員でもあります。
また、米国連邦取引委員会の上級顧問も務め、新興テクノロジーの問題について規制当局にアドバイスを提供しました。AI Now に入社する以前、Mozilla のグローバルポリシーアドバイザーを務め、アジア太平洋地域やその他の地域におけるデータプライバシー法やネットワークの中立性などの問題に関する組織の立場を確立し、発展させました。現在は、Mozilla のディレクターズプログラム委員会の役員に就任しています。インドの国立法科大学で法学士(優等)を取得しています。ローズ奨学生として通学したオックスフォード大学では、BCL(法学修士)とインターネットの社会科学のMSc(修士)を取得しています。
Brian Acton氏は、2009年にメッセージアプリ「WhatsApp」を共同創設した事業家兼コンピュータープログラマーです。2014年に「WhatsApp」がFacebookに売却された後、氏は顧客情報の利用やターゲット広告をめぐる見解の相違から同社を退職し、非営利のベンチャー企業に力を注ぐことを決意しました。2018年2月、氏は5000万ドルの自己資金を投じて、Moxie Marlinspike氏とともに Signal Foundationをスタートさせました。Signal Foundationは、私的な通信をアクセス可能、安全、かつ身近なものにするための土台作りに取り組む非営利団体です。
WhatsAppとSignal Foundationの創設以前は、氏はApple、Yahoo、Adobeなどの企業で25年以上に渡ってソフトウェアビルダーとして活躍していました。
Jay は、消費者向けテクノロジーの上級製品およびエンジニアリングリーダーシップにおける経験豊富なプロダクトビルダーです。最近では、Twitter の使用者および収益製品のゼネラルマネージャーを務め、エンジニアリング、製品、デザイン、研究、データサイエンスを指揮しました。Twitter に入社する以前は、Facebook に在籍しており、Reality Labs の AI アシスタントの開発を主導し、その後は Messenger および Instagram Direct のプライバシー、整合性、システム製品チームを率いました。また、Mozilla では製品担当 SVP 兼最高執行責任者に就任し、Firefox が急成長をとげる中で主要なリリースを指揮し、ウェブプラットフォームの伝道師として人々がオンラインでより多くの選択肢と制御を得られるよう尽力しました。
スタートアップの創業者でもあり、キャリアの初期には Firefly Network(Microsoft が買収)および Oracle でソフトウェアエンジニアおよびエンジニアリングマネージャーとして働いていました。
イェール大学で応用数学の学士号を取得し、いくつかのアメリカ特許の共同発明者でもあります。
Katherine Maher は、ウィキメディア財団の元最高経営責任者兼事務局長であり、ウィキペディアの責任者です。現在、Atlantic Council の非常勤上級研究員を務めており、テクノロジー、人権、民主主義が交わるポイントに焦点を当てて研究を行っています。ウィキメディアに入社する以前は、デジタル権利団体である Access Now のアドボカシーディレクターを務めていました。また外交問題評議会の任期会員であり、世界経済フォーラムの若手グローバルリーダーであり、トルーマン国家安全保障プロジェクトのセキュリティフェローでもあります。そして、Center for Technology and Democracy、Consumer Reports、Digital Public Library of America、Adventure Scientists、System.com の取締役会に在籍しており、またベイルートアメリカン大学の理事を務めています。また、米国国務省の外交政策審議会のメンバーであり、テクノロジー政策に関する助言を国務長官に提供しています。エジプトのカイロにあるアメリカン大学のアラビア語研究所とシリアのダマスカスにある Institut français d'études arabes de Damas(L'IFEAD)で学んだ後に、2005年に New York University's College of Arts and Science で中東とイスラム研究の学士号を取得しています。
Meredith Whittaker氏はSignalの代表取締役であり、Signal Foundationの理事会のメンバーです。
氏は、テクノロジー、産業、大学、行政の各分野に渡って17年以上の経験を有しています。Signalに代表取締役として入社する前は、ニューヨーク大学のMinderoo研究教授であり、共同創設した AI Now Institute のファカルティー・ディレクターを務めていました。氏のリサーチと学術的研究は、グローバルなAI政策の形成と、現代のAIが必要とする監視ビジネス手法と産業資源の集中を、より適切に認識するためのAIに関する公共のシナリオの転換に貢献しました。ニューヨーク大学勤務以前は、Googleに10年以上勤務し、プロダクトおよびエンジニアリングチームを率い、GoogleのOpen Research Groupを創設しました。また、世界中に分散したインターネット接続の測定プラットフォームであり、現在ではインターネットの性能に関して世界最大のオープンデータを提供するM-Labの共同創設者でもあります。また、Googleでは組織作りのリーダーとしても活躍しました。氏は、AIとその危険性に関する懸念に対する同社の不十分な対応に反発し、Google Walkoutの中心的な役割を担った組織者の一人なのです。ホワイトハウス、FCC(米国連邦通信委員会)、ニューヨーク市、欧州議会をはじめ、多くの政府や市民団体にプライバシー、セキュリティ、人工知能、インターネット政策、測定法に関する助言を行っています。そして、先般、米国連邦取引委員会のAIに関するシニアアドバイザーの任期を終えました。
Moxie Marlinspike氏はSignalの創設者です。